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Time in the Garage

仙台駅から一駅だというのに。
そわそわしすぎて、電車を乗り過ごしました。

宮城野原駅まで行って榴ヶ岡に戻るという
失態を演じながらも、無事
仙台サンプラザホールに着いた日曜日の夕方。

2年前の5月26日も、斉藤和義さんは
仙台サンプラザホールにいました。
その時は4年半ぶりの弾き語りツアー
「雨にうたえば」の仙台公演。

私自身は仕事の都合で間に合わず、
金沢でのツアー最終日を見に行ったのですが、
4年半ぶりの弾き語りということで膨らみまくった期待を
軽々超えていく夜でした。

そのステージで語られた
"今度はあまり時間をおかずに弾き語りやります"という
約束が今夜、圧巻の2時間半で果たされました。

本当に高いハードルを課しているのだな、としか
思えないすばらしいステージングでした。
次々と繰り出されるギターに、
鍵盤に、ドラムに、サンプラーに、そしてターン笑!!
マルチプレーヤーっぷりが存分に発揮されていき、
昔の曲も新鮮なアレンジで聴かせてくれて、
"時空を超えた"とも言えるセッションもあり。
日替わりコーナー仙台編は
「野良猫のうた」と
「BAD TIME BLUES」ーーー!

あの時はこうして聴いていて
いまはこんなふうに聴いてる。
懐かしさとは違う感覚。

そして、MCではこの秋公開される、
伊坂幸太郎さん原作の映画
「アイネクライネナハトムジーク」のお話も。
仙台駅前からスタートするこの物語を彩るのが
斉藤和義さんの音楽です。

もともとは、遡ること2007年にリリースされた
「ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜」から
始まっています。
この時、和義さんからの作詞のオファーに答えるかたちで
歌詞ではなく小説を書き下ろし、それをもとに
作られた曲ですが、曲を受けてさらに新作の
短編を書いた伊坂さん。
天才ふたりの素敵なコラボです。

映画化にあたって、「ベリーベリーストロング」の2人の
10年後を描いたという「小さな夜」が主題歌に。
ベリーベリーストロングが大っっっ好きだけれど、
この曲に続いているのが嬉しいぃぃ〜 
人生を信じられるような、そんなきもちです。

ちょうど真夏日になった仙台。
本編ラストの曲で、今日から夏が始まった、と
思いました。

アイネクライネ 斉藤和義 ライトヘビー (1).jpg

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2019年5月26日 23:44に投稿されたエントリーのページです。

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