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おおかみこどもの雨と雪

子どもたちが夏休みに入り、映画館はレイトショーでも
ちらほら家族連れを見かけるようになりました。

いつもよりややにぎやかに感じる夜の映画館で
「おおかみこどもの雨と雪」をみてきました。
人間の母とおおかみおとこの父の間に生まれた
雨と雪。二人の最初の12年を描いていて、
アイデンティティーを確立していく、対比が見事でした。
そしてその12年というのは、主人公・花の12年であり、
女性が一番変化を遂げるであろう、出産・子育てを経ての時間です。

家族と、異なる考え方と、自然と、隣人と、変化していく事柄と、
共に生きるとはどんなことか。
ファンタジーとして楽しむ、というよりメタファーを読む部分が
いくつもあったように思えて、そういう意味では
アニメらしくないテーマを
アニメならではの躍動感の中で描いた作品だと私は思いました。

そして絵がとってもきれいで、イラストとして登場する森本千絵さんの絵もほんわか。
さらに、この映画を見たかった理由のひとつが、アン・サリーの歌う主題歌でしたが、
主人公と見た人たちを包み込むようにやさしく、ふかく、響いていました。

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2012年7月25日 23:49に投稿されたエントリーのページです。

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