今週番組でもご紹介した一冊の本。
ミュージシャンで
Date fm「MUSIC TEMPLE」ナビゲーターの
EPOさんが書かれた物語です。
この創作童話はもともとは2007年に作られたもの。
今回、クレヨンのやさしいイラストが添えられ、
さらに俳優でEPOさんの旦那様の宮川雅彦さんによる朗読と
EPOさんが構想から10年かけて作った曲「たったひとつの」を収録したCD付きの
CDブックという形で出版されました。
実は、このお話が本になるまでにはある出来事がきっかけになっています。
EPOさんの番組から聞こえてきた物語をきいた
あるお母さんが、このお話は何と言うお話だろうと、
読売新聞の投稿サイト「発言小町」に質問を載せて作者探しが始まりました。
そのお母さんは、東日本大震災で二人のお子さんを亡くされていました。
そして、作者を教えてほしい、こういうお話だった、という文章が綴られた
長い投稿の中で、最後にこう記されています。
「一番大変な時に、母として何もできなかった事、とても後悔しています。
なぜ一緒にいてやれなかったのかと、子どもたちに謝りたい気持ちでいっぱいです。
せめて、子どもたちが旅立つと時、自由に大空に羽ばたき、今も天国で
たくさん遊んでいると思いたいのです」
そして辿りついたのが、
EPOさんの創作童話「光になった馬。」でした。
それぞれの立場で響くメッセージがあるストーリーだと思います。
そしてそこに込めれらた気づきや祈りが、たくさんの方に届いて
慰めや勇気をもたらしてくれたら、と思いました。
EPOさんの思いが綴られたあとがきも、胸にきました。
朗読も、素晴らしかったです。
来週には出版を記念してのインストアミニライブもあります。
【『光になった馬。-たったひとつのー』出版記念
EPOミニライブ&サイン会】
■出演 EPOさん(vo) 笹子重治さん(G) 宮川雅彦さん(朗読)
■時間 10月10日(月・祝) 午後2時~
■会場 八文字屋書店 SELVA店 2階 センターコート