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フラカンの日本武道館

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フラワーカンパニーズが10年ぶりに武道館公演をする。
1年前に発表されてから、どれだけ力をくれたことでしょう。

今年リリースされた20枚目のオリジナルアルバム
"正しい哺乳類"から、"少年卓球"で始まったライブ。
武道館に映える楽曲たちに
このアルバムの先に今日の武道館があってよかった!と
繰り返し思いました。

ライブが中盤にさしかかり、竹安さんのギターが"ハイエース"の
イントロを奏でると同時に、ハラリと黒幕が動くのが見えます。
そこに姿を現したのはそう!フラカン号ハイエース!

さっきまで外にあって、お客さんがみんな記念撮影をしていたのでは...??
まるでワープしたように登場した
旅するバンドのもう一人のメンバーにトリハダが立ちました。

"埃まみれのハイエースに乗って"という歌詞から始まるこの曲を聞きながら
"埃まみれ"は"誇り"まみれなんだ、と浮かんだわたしです。

ステージ上にあったのは62万キロを走破したという
2年前までの先代フラカン号。
廃車になるはずだったハイエースを今日を見越して、武道館に飾りたくて
預かってもらっていたとグレートさんがMCで明かしていました。
愛車と一緒に、こんな素敵な演出ってあるのかな!
フラワーカンパニーズの皆さんの人柄そのものに思えます。

続く"深夜高速"ではハイエースのヘッドライトが光る演出にも
心を掴まれました。前回2015年の武道館でも披露された曲は
深夜高速を含めて数曲であり、
それ以降に生まれた曲たちが多く披露された
セットリストだったと思いますが、
その中では"履歴書"を武道館で聴けた感動がありました。

"真っ白な履歴書に 生きていますと太字で書け"とたたみかける
圭介さんの歌をぐいっと引き立てるグレートさんのベースと小西さんの
ドラムと、竹安さんのギターソロが大好き!

コロナ禍で8ヶ月行けなかったライブハウスで聞いて大感動して、
シングル10枚をまとめ買い。
仲間たちにその年のクリスマスカードに代えて送りました。
そんなことをしたのは後にも先にもありません。

前回の武道館では終演後のBGMとして流れた
"虹の雨上がり"も、ビビッドなピンクの照明が映えていた
"涙より早く走れ"も最高のシーンです。

武道館では嬉しい再会もあったし、
ライブは全国に散らばる金沢時代の仲間たちと並んで、
空にいる仲間たちとも一緒に見ました。
距離も、年代も、時も超えて繋げてくれてありがとう、
フラワーカンパニーズ!

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ところで、MCでは圭介さんによるAIとのやりとりが
明かされました。

武道館前、緊張のあまりどうしたらいい?と聞いた
圭介さんにAIが答えたのは

"日本武道館でやれるなんてすごい!
緊張は身体が全力で準備してる証拠だから大丈夫
武道館はみんなあなたの味方です" だったそう。

AIいいこと言うー!拍手喝采の回答でした!

【武道館仕様】
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2025年9月20日 23:30に投稿されたエントリーのページです。

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