2013年にメディアテークで開催された
大宮エリーさんの個展
「思いを伝えるということ」展。
触れる、感じる...仕掛けがいっぱいの
インスタレーションが出迎えてくれて、
歩を進めると詩だったり、
ときどきつぶやきのような
言葉に
会うことができる展示になっていました。
思ったことを伝えよう、せっかく思ったことを伝えないと
"なかったこと"になってしまう。
そんな思いが作り上げた展示は今でも心に残っています。
映画監督であり、作家であり、脚本家であり、
CMプランナーであり、画家であり。
ステージではバイオリンも。
ジャンルレスの才能あふれるクリエイター、
大宮エリーさん。ジャンルを越えて
思いを伝えつづけて、ひとの心に光を灯してきた方だと思います。
まだZepp仙台があった頃、
2階の後方で立ち見で見ていたライブで
ふと気がつくと近くにエリーさんがいて、
そこで初めてお会いしました。
コロナ禍になり、エリーさんが主宰する
オンラインサロン・エリー学園に
1期生として入学しました。
エリー学長はやっぱり天才でユニークで。
そして正直で、人を惹きつけてやまないひとでした。
エリーさんの訃報が届いた朝は
ARABAKIの2日目でした。かつてエリーさんが
ライブペインティングをしていた姿を会場を歩きながら
全く現実味がありませんでした。
この週末開かれているお別れ会には
野の花でも葉っぱでもいいので、一輪をお持ちくださいと
案内がありました。心で一輪の花を手向けています。
エリーさんのお誕生日のあたりに
回顧展が予定されているそうです。
エリーさんの紡いだ言葉に、作品に、絵に、会いに行きたいと思います。