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風の歌を届けに行こう

この春、デビュー35周年を記念するコンサートを行う
宮沢和史さん。それに先立ち、
「春が来たら旅に出よう 風の歌を届けに行こう」と銘打つ
"前夜祭ツアー"の仙台公演がretro Back Pageで行われました。

手を伸ばせば届くほどの距離で
Pfに白川ミナさんを迎えたステージ。
宮沢さんはギターに三線にガンザ&ハンドマイクにと
持ち替えながら、歌を届けてくれました。

THE BOOMがデビューした89年はバンドブーム全盛
だったわけですが、その後、沖縄の音階やブラジルのサンバなど、
無二の旅をしてきた宮沢さん。

天安門事件の年に書かれた「気球に乗って」などを例に、
ご自身は衝撃を受けた出来事の中から
曲を作ってきた、とMCでおっしゃっていました。

真正面から向かいあった曲、
深い祈りを込めた曲など、
リアルタイムで聴いていた曲も、あとから
知った曲も混在するけれど、こうして今聞くと
改めて心を耕されるような時間でした。

東日本大震災のことに触れた時は
石巻・まきあーとテラスのステージで涙していた
宮沢さんの姿を思い出したし、
能登半島地震に触れ言葉を紡ぐなかで、
石川県の絶景・千里浜で「蒼い夕陽」が生まれたことも
はじめて知りました。

歴史を学ぶこと、世界を学ぶことは、
弱い立場のひとや、困難にあるひとに
心を寄せることにもつながると
宮沢さんの活動に気づかされます。

時代も、世界地図を広げた中でも
旅している気持ちになるけれど、
その宮沢さんご本人はコロナ禍明けでブラジルに行ったり、
船上で歌ったり。その船は母方のお祖父さんが
先の大戦で命を落とした硫黄島の沖合を通る船だったそうです。

旅するなかで、今度はどんな曲が生まれてくるのかな。

IMG_0740.jpeg

その前に、来月リリースのアルバム「35」は
宮沢さんの音楽仲間をゲストに迎えた7曲を収録。
これまでの旅での出会いが紡いだような一枚なんですね。

「からたち野道」では仙台出身の三味線奏者
浅野祥さんがゲスト参加しているようです!

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2024年3月21日 23:34に投稿されたエントリーのページです。

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