« マイクロスパイ・アンサンブル | メイン | »

AUDREY

ここ数年見たレジェンドといわれる人の一生を描く映画は
過度なお酒やドラッグ、人間関係で苦しむ姿が明らかになり、
見ていて最後は苦しくなるものが多かった気がするのですが、
オードリーは大スターとしての苦悩も、
ひととして誰もが抱えるような困難も、
力に変えて愛に生きた人でした。

IMG_6887 (1).jpg

スクリーンの妖精、オードリー・ヘプバーン。
初のドキュメンタリー映画が公開中です。

"アーモンド型"の大きな目に吸い込まれそうになりますし、
ジバンシィのドレスを纏った数々のシーンは
画集をめくっていくように鮮やかであり
見ていてしあわせなため息がでます。

オードリーの精神性を表すような
バレリーナの映像が挟み込まれるのも印象的でした。

第二次世界大戦下で過ごした幼少期が
彼女の生き方に色濃い影響を与えたことが
明かされていますが、もし、オードリーが生きていたら
この2022年はどんなふうに映るのでしょうか。

ユニセフの国際親善大使として、
自身の影響力を世界中の子どもたちのために
使うと決めて全力を傾けていたオードリー。
おそらくは人生の残り時間も知りながら駆けていたであろう
晩年の姿は、さながら天女のようでした。

天性の美しさに、内面の美しさを重ねていった
オードリーの笑顔を世界はずっと覚えています。

About

2022年5月12日 17:50に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「マイクロスパイ・アンサンブル」です。

次の投稿は「」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 4.38