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ファーザー

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映画「ファーザー」をフォーラム仙台で観てきました。
アンソニー・ホプキンスが認知症の父親を演じ、
2度目のアカデミー主演男優賞を受賞しています。

客観でも、介護側でもなく、認知症患者である
父親の視点で描かれている作品。
もともとは舞台作品だそうですが、
記憶と時間がごちゃまぜになっていくなかで
大胆さと繊細さの両方に引き込まれました。

娘とのやりとりには胸がつぶれる思いにも
なりましたが、同時に、父親がどんな人生を
重ねてきたのかも想像したり。
おどけて言ったり、過去を振り返るようなセリフは
アンソニー・ホプキンスがかつての出演作を
語っているように思えるほどで、
演技に思えない演技はすごいのひとこと。
生きるということは。老いるということは。
愛する人が遠ざかるということは。

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2021年6月 9日 20:05に投稿されたエントリーのページです。

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