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仕事納め

普段であれば、少しくらい熱があっても
声さえ出れば仕事に行くでしょうし、
仕事が終わった途端、熱が出て、でも一晩寝たら
元気になんてこともあります。

変な言い方になりますが、
今年は、"普通の風邪"をひけない、という
緊張感がありました。できうる感染症対策はもちろん
尽くしていたけれど、熱がでてしまったら、
もうストップしちゃう。
どれだけ影響がでるかを考えていました。

周りの方にお世話になりながら、助けられながら、
一年元気に仕事ができたことに感謝する気持ちと、
ほっとする気持ちです。

夏頃から、新卒のディレクターさんと仕事をしています。
一生懸命であり、丁寧であり、私も背筋が伸びる思い。そんな彼の
マスクをとったお顔を、つい最近になって
ブース越しに(飲み物を飲むタイミングだったか)見ました。

そう、歓迎会ももちろんできないまま、年を越してしまうわけです。

だいぶ遠くなったけれど、新人の頃を思い出してみれば、
周りはみんな親切だったけれど、それでも慣れないことばかりで
仕事の楽しさをまだ見つけられるまでにはいかなくて。
失敗して、怒られて、仕事が終わらなくて、の日々。
大好きな音楽が近くにあったからやってこられたと思うし、
帰省することと、学生時代の友達に会うことを楽しみにしていました。

彼は、「帰省」も「友達に会う」もせず、今年がんばってきたんだよなぁ。
感染が少し収まっていたころに、県外の両親がちょっと
会いにきてくれたんです、と聞いた時、
「よかったね〜」とウルウルしてしまいました。

私が新人のとき上司から「老婆心ながら」という手紙を渡されたことがあり
その時はじめて「老婆心」という言葉を知ったのですが、
いまのこのきもちが「老婆心」というものなのではなかろうか...
ウルウル...

コロナが収まったら、延び延びになった分も
仙台のおいしいもので歓迎会をしたいと思います。

見える我慢も、見えない我慢も。
きっとそれぞれが味わったことのない大変さをかかえながら
向き合った1年だったと思いますが、
いつかこの経験が底力となることを信じて。

今年も一年ありがとうございました!

【コーヒー納め】
誰かとお茶するなんて、数えるくらいだった今年。
一杯一杯のコーヒーがとてもおいしく感じました。

coffee suka (1).jpg

笑われるだろうなと思いながら
「こんな美味しいコーヒーのめてしあわせだと思う」と言ったら、
友がわたし以上に、しみじみした表情でした。

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2020年12月28日 22:54に投稿されたエントリーのページです。

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