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ときはいろ

ときはいろ、って初めてききました。
着物を着る方はご存知なのかしら。
日本の昔ながらの色の呼び方なんですって。

漢字で書くと、「鴇羽色」。字のごとく、鴇の羽のような、
そして「明け方の紫から赤に変わっていく色」なのだそうです。

昨日から藤崎ではじまった、ステンドグラス作家・
沢田いくみさんの個展「ときはいろ-鴇羽色-」へ。
そして、開催に先がけて、TBCラジオen∞Voyageのコーナーで
取材をさせていただきました。

お邪魔したのは河原町にある
築130年の歴史ある建物の一部を改装したお店「the day」。
2012年にオープンしたセレクトショップで、
国内外のアーティストの作品・工芸品・
暮らしを彩る日用品を集めた素敵な場所なのですが、そこに
沢田さんのアトリエが併設されています。

店内ではステンドグラスのパネル・ランプ・ピアスなどを
販売しています。

大学時代はアメリカに渡り、副専攻でアートの基礎を学んだものの、
ステンドグラス作りを始めたのは"直感"。
東京で働いていた沢田さんが、震災後、復興へ向かう仙台の街で
見つけたこの場所をアトリエに、というのも迷いがなかったのだそうです。
優柔不断な私からすると、その決断力がかっこいいとしか・・・

ガラスを切り出す様子を見せていただきながらお話を伺い、
さらには、ひとつひとつの作品に見とれながらの取材でした。
「夕暮れどきにきてください!」とアドバイスをいただいたのですが、
季節や方角・時間帯で色が変化する、光を使った芸術の面白さも
味わわせていただきました。

「ときはいろ-鴇羽色-」と題された個展では
メインビジュアルも赤のランプ。
京都の陶板画作家SHOWKOさんとコラボで
金彩の台座に、赤とグレーのダリアの花が満開のシェードが
ものすごっく、素敵ー!
コラボを楽しんでいる二人のアーティストのムードが
伝わってくる気がするし、ダリアの美しさと躍動感に
こころまで、持ち上げられるようです。


【the dayの店内にて】
夕暮れすぎた店内で。
ときはいろ。沢田さんの。 (1).jpg

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2020年4月10日 16:02に投稿されたエントリーのページです。

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